トリゼンフーズ社内見学ツアー 2016年開催
お父さん、お母さんが働いている会社ってどんなところ?
トリゼンフーズで働く従業員のお子様を対象に、夏休み社内見学ツアーを開催しました。
普段なかなか立ち入ることができない鶏の解体ラインや、華味鳥を使用した商品の試食、養鶏場で飼育されている鶏の様子や、そこから出て来る鶏糞を使用した堆肥作りなど、生き物を扱う会社ならではの舞台裏を、子供達と一緒にじっくり見学してきました。
出発前に本社の会議室で見学ツアーについての簡単な説明を行い、子供達にはトリゼンフーズ1日社員となって見学してもらうため、特製のネームカードを配布。首から下げるネームカードには、お父さんお母さんが所属する事業部名と自分の名前が記載されています。
朝礼でみんなに挨拶をすませた後、車に乗り込みいざ出発!
最初の目的地であるトリゼン食鳥肉協同組合までは車で約1時間ということもあり、道中の車内ではクイズ大会で盛り上がりました。鶏の足の指は何本?という質問に子供達は全員3本!と元気よく答えていましたが、果たして正解は?養鶏場にて確認することに。
トリゼン食鳥肉協同組合にて
トリゼン食鳥肉協同組合に到着。はじめに組合の方から施設内部を見学する際の注意事項を聞きます。
食品を扱う大切な場所に入るので、服装・手洗いなどきっちりと行います。専用の服を着て髪の毛がはみ出さないようにお互いがチェックし合います。
組合では鶏肉を使用したミートボールやハンバーグ、唐揚げなども作っており、茹でたり蒸したり揚げたりしている現場の室内は温度が30度近くになることも。出来立てのミートボールが目の前をコロコロと転がっていくのを見て、おいしそう!の声が。
次は鶏の解体ラインの見学に。整然と解体されていく鶏が目の前を通過していく姿に、ちょっと後ずさりする子供も。上下に部位を分け、骨から肉を外し、部位ごとにカットされ、袋に詰められていく一連の流れを静かに見守る子供達。あとで感想を聞いてみると『ちょっと気持ち悪かった…』とのこと。普段お店で見かけるパック詰めされたお肉は、こういう行程を経てみんなの家で調理されているんですよ。
見学終了後には、この組合で作られた商品の試食をしました。さっき見た製造ラインの商品が目の前に。いつもより美味しく感じられたのではないでしょうか。
さて、ここでサプライズカード投入!お父さんお母さんからのメッセージです。例えば、『(この組合で作られている)ハンバーグ1個30グラムで100万個は、重さにすると何キログラム?』など難しい算数の問題から、『鶏さんにはまつげがあるかな?』という、お母さん自身が知りたいことを子供に託してみたり。みんなでワイワイ話し合いました。
トリゼンフーズ直営養鶏場
組合の次は直営養鶏場へ。到着するとそこは、鶏舎の白さと周辺に撒かれている石灰の白さが真夏の陽射しに反射して、ものすごく眩しくて暑い!一日ここで働くのは大変そう…。こんな状態では鶏さんもきっとぐったりしているのでは?案内されて鶏舎の中をのぞいてみると…
「意外と快適でしょ?」
養鶏場の坂本場長いわく、うちの直営養鶏場はこんな暑い日でも外側が二重構造になっているので、その隙間に霧を噴射して外の熱を冷ましてから室内に取り入れているから快適なんです、とのこと。
そういえば鶏さんの足の指は何本だっけ?まつげはあったかな?と途中で質問したことを、子供達はここでしっかり確認していました。
鶏舎にはたっぷりの『おがくず』を敷いています。これは鶏さんの寝床にもなるため、ふかふかで吸湿性の良い檜を100%使用しています。おかげでおがくず舎はまるで新築一軒家の中にいるような良い香りに包まれています。
鶏さんが出荷されたあとには、鶏舎に大量の鶏糞とおがくずが残っています。それを集めて堆肥にする場所にも行ってみました。近づくにつれ強まる臭いに、子供達も思わず渋い顔。鶏糞のままでは産業廃棄物として処理するしかありませんが、トリゼンフーズのオリジナルバイオエキス『華燦々』をふりかけて、有効菌の力で有効な堆肥にするべく管理しています。おかげで、通常の鶏糞に比べてかなり臭いは軽減されているんですよ。
組合、養鶏場、堆肥場を回ったあとは、一路トリゼンフーズ本社へ。到着後は見学ツアー体験記念に修了証を手渡し、今日の感想を一人一人、紙に書いてもらいました。家に帰ったらお父さんお母さんに今日の出来事をいっぱいお話してくださいね。